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「てんまさ」について

「気軽に気楽に」天ぷらを!

上野と秋葉原の間、御徒町の一角に佇む家族経営の天ぷら屋です。
なんとなく敷居が高いイメージの天ぷらですが、気軽に気楽に立ち寄ってください!
ちょっとモダンな建物で下町の時間の流れと雰囲気を楽しんでください。
(写真は2014年のリニューアル時)

当店の名物は“穴子の天ぷら”!毎朝早朝に、豊洲市場で仕入れてくる新鮮なものを使用!その鮮度は、時には夕方まで“ピクピクッ!”と動くこともある程!大ぶりの“穴子の天ぷら”は、自慢の丼つゆをかけ回した“丼つゆ漬け”や、素材の味を楽しめる塩でサッパリと楽しむも良し!当店に来たらまずはお一人一本ご注文ください!サクッ!ふわっとした食感が堪りません…!白焼きも人気だったりします。

季節の野菜、旬の海鮮を使った天ぷらは揚げたてサクサク◎大ぶりの海老・キス・イカはどれも新鮮!また、春夏秋冬を通して手に入る季節の野菜を使った天ぷらは、春なら“たらの芽”、夏なら“空豆”と、彩り豊かなラインナップです。鮮度の良い素材は、黄金色の衣をまとって絶品の天ぷらに!からりと揚がった天ぷらは、どうぞ!揚げたてのうちにお召し上がりください◎

飲みくらべが大好評!天ぷらをつまみ、日本酒をキュッと一口・・・至福の瞬間です◎天正では、天ぷらと合わせてお楽しみいただきたい地酒を豊富に取り揃え!全国各地の美味しい銘柄をご用意しております。また、東京の地酒“屋守”や“澤乃井”を始め、その季節ならではののみくらべセットもございますので、気に入った銘柄をお探しください!天ぷらと共にお酒を味わえる大人の特権を堪能してください(^_^)

5名様以上の際は横にテーブルを並べる事もできます。
貸し切りは10名様~20名様対応可能です。
コースメニューを選んでいただき、飲み放題にしていただくのがオススメです。
新年会、歓送迎会、暑気払い、忘年会などなど、お気軽にお問い合わせ下さい!
プロジェクターの持ち込みや、飾り付け、BGMのリクエスト、メニューの追加やアレンジ、土曜営業など、なんでもお尋ねください。

東京建築賞優秀賞を受賞。(2016年)

2014年に老朽化のために建て替えをしたところ、東京建築賞の優秀賞を受賞。
その他にも日本インテリアデザイナー協会賞部門賞第1回台東区景観まちづくり賞も受賞。
新建築の住宅特集や、山田照明株式会社さんのカタログに掲載されたりもしました。
全ては建築士さんの力。
そんな建築士さんはご近所の「川島鈴鹿建築計画」です!

建て替えの経緯はこちら。

創業1955年。(昭和30年)

天正のある末広会商店街は、江戸時代には近くに秋田佐竹藩の大きな上屋敷があり、藤堂和泉守の中屋敷がありました。
明治以降、御成道や本郷から一本道でずっと続く商店が並び、職人が往来し、自転車も通れない程のとても活気のある道で、初代が店を出した新東京通りには「新東京」という大きな映画館もあり賑わっていました。

大正3年(1914)、東京本所の川魚屋(鰻やどじょうを商うお店)に初代の高木正八が生まれました。

昭和5年(1930)関東大震災後、大きな通りが整備されつつあった現在の天正より少し南の、御徒町、新東京通り(台東区3-5)に妻ツネと鰻屋「川勇」を開業し独立をしました。

昭和16年(1941)日本は太平洋戦争に突入した為、所沢に疎開。

昭和18年、2代目の高木一夫が産まれました。

昭和22年(1947)に帰京し、墨田区厩橋に居を構えて商売を始めるにあたり、初代の正八は神田(現在の神田駅北口)に店を出しました。 戦後の混乱の中、初代の鰻屋は繁盛し、当時は日本橋の三越に鰻を納める程だったそう です。

昭和30年(1955)、神田駅北口の開発により初代の神田の店は立ち退きになります。 新たに店を持つにあたり、初めて妻ツネと所帯を持った御徒町に強い思い入れがあったため、現在の場所で商売をする事にしました。

歴史的に活気のある商店街に関東大震災後に建てられ、東京大空襲では奇跡的に戦火を免れた建物に店を構え、一家で越して来ました。

さて、商売をする事を決めたものの、すぐ近くで兄弟が鰻屋「なかや」をすでに商いしていた為、鰻屋では商売敵になると考え、天ぷら屋をはじめたのです。 屋号は正八の「正」を取り「天正」(てんまさ)としました。

今もテーブルに山椒が置いてあるのは鰻屋の名残なんです。

昭和32年(1957)、残念な事に移転の翌年に初代が急逝します。 2代目は長男ながらもまだ中学生であったため、母と叔母、高校生の姉が店を継ぎました。 高校生だった姉はとても苦労したそうですが、下町気質に支えられて商売は繁盛、2代目も高校生になると店を手伝い、家族で天ぷら「天正」を商いました。

昭和49年(1974)に2代目が結婚し、その後のバブル景気時代の地上げにより首都ドーナツ化などと言われ、世代交代が行われないまま、商店街のお店は少なくなっていきました。

平成23年(2011)に2代目が他界してしまいましたが、3代目が後を継ぎました。 初代、2代目、祖母、母、伯母や叔父が商いを続けてくれた事に深く感謝し、「天正」をより多くのお客様に愛されるお店にしたいと考えております。

店舗情報

御徒町天ぷら酒処「天正」(てんまさ)
電話:03-3831-9553
〒110-0016 東京都台東区台東3-8-8
営業時間:火〜土 17:30~22:00
定休日:日曜、月曜、祝日休み